風呂敷をオーダーするときに役立つ素材の知識
「風呂敷」と聞くと日本の古き良き歴史を感じられる存在というイメージを
お持ちの方も多いかもしれませんが、使用できる「素材」は時代とともに豊富になっています。
SDGsが叫ばれる中、リユースの素材で作れたら風呂敷も沢山でてきています。
京都のれん株式会社がつくるPET再生樹脂のエコイストも凄く人気みたいです。
そのため、「エコふろしき」をオーダーするにあたっては使用目的にもっとも適した素材を選ぶことが重要です。
これによりその見た目はもちろんのこと手入れの方法も大きく変わってくるためです。
まず、多くの方が「風呂敷」と聞いてイメージするのは「縮緬(ちりめん)」と呼ばれる
強撚糸織物という方がほとんどでしょう。
その「風呂敷」といえば多くの人がイメージする代表的な素材である「縮緬(ちりめん)」の最大の特徴は、
絹特有の光沢感と発色性に加えてふっくらとした風合いに由来した上質感にあります。
ただしデリケートな存在故にドライクリーニングしか行うことができず当て布をして
丁寧にアイロンをかけなければならないなどその扱いはやや面倒な点がデメリットと言えます。
そんな取り扱いにくさが気になるという方は家庭でも気軽に洗濯でき吸湿性にも優れている
普段使い向きな天然素材「綿」を選ぶのがおすすめです。
特に丈夫でしっかりと結ぶことができるので運搬用にも適している点も大きな魅力と言えるでしょう。
さらに使うほど柔らかくなり肌になじんでいく点もその大きな魅力です。
ただし、「縮緬(ちりめん)」のものに比べるとやや上質感は劣るかもしれません。
そのほかにも薄くて軽量で最もコンパクトにたためる「ナイロン」なども使い勝手の良さがおすすめです。
ぜひ参考にしてみてください。
さいきんでは自由にデザインされた風呂敷がふえてる。
染色屋さんや様々な会社が風呂敷メーカーが増えています。
各メーカーが手軽に簡単に風呂敷を作れることから
さまざまなデザインが生まれている。
特に京都風呂敷どっとこむがデザイン風呂敷として注目されています。
通販サイト風呂敷ドットネットでは手軽にかえるので一度覗いてみてはいかがでしょうか?
日本の風呂敷の歴史|最古の現物は奈良の正倉院にある8世紀頃の紐付き風呂敷!
わが国で風呂敷が使われるようになった時期はいつかという点には諸説ありますが、室町時代に武士が入浴する際に脱いだ衣を包むために床に広げて用いたことから「風呂敷」と呼ばれるようになったという説がよく言われています。
ただ、何かを包むために布を用いるという習慣はさらに古く、分かっている範囲では8世紀ごろにまでさかのぼることができます。
奈良時代の宝物を収めた正倉院には僧侶の袈裟や舞楽の装束などを包むために用いられていたとされる布が保存されており、これが現存する最古の風呂敷と言われています。
この布は今の風呂敷と違って紐が取り付けられており、この紐を使って中身を固定していたと考えられています。
史料には、ともに「つつみ」を意味する「裹」や「幌」という呼称で記載されていました。
その後、平安時代には「ころもつつみ(衣包)」や「ひらつつみ(平裹・平包)」といった名で呼ばれていたようですが、「風呂敷」という呼び名が定着するようになったのは18世紀ごろと言われています。社会が安定し、武士の文化が庶民の間にも広まるようになったことから、風呂敷も便利な生活用具の1つとして世間に定着することとなりました。
近代に入ると機械生産の普及や化学繊維の登場などによって生産量が増大しましたが、その後は生活の洋風化や使い捨ての包装材が普及したことなどもあって、日常生活において使われる場面は減っていきました。
しかし近年では環境意識への高まりから、改めて風呂敷の価値を見直す動きが見られます。